恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ワークシャツ上にパーカー羽織るかと悩む間もなくダウンの時節
8
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藍鼠
もう誰も神信じない街角でくなどのかみが花にほほえむ
2
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五穀米
六感を言葉に出して了うひと心に病いを持つ愚直ゆえ
4
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五穀米
直売の店もひとまず終わりたる梨の里に降る柔き日差しに
10
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燈子
まなうらを橙色に染める熱あなたを失くす秋の夕暮れ
4
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たんぽぽすずめ。
雑炊の湯気のベールに包まれてインコとぬくむ晩秋の朝
13
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由良
陽に透けたススキが何だか眩しくて君もきっと輝けるよと
3
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横雲
薄紅の山茶花咲きぬ覚めやらぬ夢路にしるき現への色
3
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紫苑
乾しぶだうひとつ落ちたり食後なる机へふいに満ちるさびしさ
13
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桜園
穂にいでし土手の芽花が朝の日に金色をして輝きていたり
19
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桜園
在りし日の母の声を聞きたくて録音テープを迷いて押せり
22
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遠井 海
必死でアンチエイジングに奔走し見落としている皺皺の首
4
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桜園
店しめし大好きだったおにぎりやさん思い出だけがふとよみがえる
13
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みやこうまし
歌誌読みて心誘われ歌を詠む秋の夜長の一遊びかな
7
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たんぽぽすずめ。
超細く切ったキャベツが効く歌に拍手いただき軽快な朝
8
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舞
軽やかにサドルに乗った乙女らの髪颯爽と風に流れて
3
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いり子
匂いより音よりはやく立ち漕ぎの少年の目に海はとどいた
4
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五穀米
冬来れば稲庭饂飩も温めて温泉卵など落としたり
3
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ふきのとう
寒々と冷えゆく夜にラーメンを一人すすりて温まりゆく
14
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もなca
寒い夜耳まですっぽりくるまって布団の重みと温もりを抱く
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