恣翁のお気に入りの歌一覧
遠井 海
水泳の授業の前の水シャワー子らは両手を合わせ修行す
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あき
この星が生きものだって言うのならおそらく人は癌なのでしょう
11
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たんぽぽすずめ。
消費したビタミンCを取るに剥くみかんの皮は花咲く如く
8
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どるちぇ
特大のクリスマスブーツ抱きしめて君の笑顔に逢うまで二駅
14
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恵
二人なら気づかなかった窓叩く風の音ですらこんなに淋しい
17
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夏恋
一切が色を失い詰まらなく夢など見なけりゃ良かったなんて
9
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夏恋
叶わない夢ばかり見て来たのかな達成感なく傷跡ばかり
5
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夏恋
欲しかった帯ではあるけれど黒帯取れなきゃ茶帯の憂鬱
2
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デラモルテ
人知れず湖底にそつと咲きをりし花の笑まひはたをやかなるらむ
9
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三嶋
うたを詠むときは自酔に眠らされ二年後くらいに赤面するのだ
11
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紫苑
白樺の梢をゆらす風を聞くあなたの耳は小鳥のかたち
18
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偽嫁
平日の窓から見える交差点深い色した傘が行き交う
10
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桜園
そちこちから種の芽出づるたよりきて花のとりもつ縁ぞ嬉しき
21
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詠み人知らず
連れなくて歩く左京区桂川 水に負けじと速歩になりぬ
18
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いり子
梅干しの種をがりりと噛み砕き舌にあふれる酸味が好きよ
8
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舞
愚かにも男の子にはあり矜持とは呼ぶも小さな意地のいち分ん
4
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詠み人知らず
珍しく学生ズボンに折り目あり 君はとっても愛されている
15
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詠み人知らず
新しい悩みの種が芽を吹いて 自虐の民が水を与える
14
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燈子
誰よりも心を寄せたひとのこと誰にも告げぬ無論君にも
10
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猿ノ丞狂介
忍ぶれば苦しきものを人知れず堪へたることを誰か悟らむ
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