恣翁のお気に入りの歌一覧
桜園
大の字の桃花やうやく咲きにけり大文字焼きの日祈りて植えしを
15
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紫草
丹念に育てし菜の茂りたる畠に降れ降れ優しき雨よ
10
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横雲
逢へぬよに袖や時雨るる旅ごころ昨日嵯峨野に紅葉拾へり
12
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紫苑
利他といふ呪を唱ふればリビドーのただよひ眠る蒼茫の果て
2
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詠み人知らず
病み上がり未だ仮の身むちうちて事に仕える事に幸あり
5
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詠み人知らず
音のない日曜の朝どの家も 布団の中で家族と語る
14
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遠井 海
道徳を我はどう説く自らの性欲ひとつ操縦できず
4
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南 骸骨
手を合わせ生命線の長きほうこっちと差し出す歳上の妻
7
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いり子
五七五と七七指を折りながら熱をさまして眠りにつく夜
7
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南 骸骨
糸月よそんなににんまり笑うなよ何かを落とした気がする夜道
31
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詠み人知らず
新米に舌鼓打つ夕餉時 ただ気になるはお腹の辺り
2
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真如
高垣を 互に越えし 安らぎに 交すグラスの 琥珀の搖らめき
3
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向日葵
母になり我が子見守る我をまたばぁばとなりし母が見守る
11
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浅草大将
道を問へどむなしき空よさもあらばあれ野は風によぶ声もなし
12
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詠み人知らず
頭から布団を被り闇を着て すべてが怖い三年でした
16
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舞
いつの日か永久に目を閉ずその時に誰の名を呼ぶ吾が闇が問う
13
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桜園
ぞくぞくとする背中にカイロはりはや三度めの風邪をひきたり
14
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ふきのとう
青森のりんご見るたび思い出す家族と行きし十和田湖の旅
8
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ふきのとう
金色の銀杏並木は外国の絵画見るごとしばし佇む
15
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もぢずり
北に往く金木犀のかほるころ彼岸ひたすら赤き花道
2
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