恣翁のお気に入りの歌一覧
白亜
深くまで身をや射るらん 冬の夜の月のひかりの鋭きまなざしは
7
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紫苑
まらうどのなき家にあれば椅子ひとつしらしらと陽を浴びて眠れり
6
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みやこうまし
朽ちるとも色香とどめてそれぞれに美しく散れと紅葉は語る
7
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光源氏
降りさけし君が心を誰や知る今宵比叡の月をながめて
17
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光源氏
いつしかと思ふ我が身に有り明けの月はつめたくさえ渡るのみ
11
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鍬乃呑
今晩の酒肴を思いぼんやりと午後の仕事の時は過ぎゆく
4
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のんぼう
気持ちだけ伝えたいとか言っちゃって ホントは何を期待してるの?
7
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鍬乃呑
また夜がきて労働の終わりには渇いた喉を持て余してる
7
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鍬乃呑
また目には粟粒がごとものもらい片目の憂さに徳利離せず
1
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桜園
菩提寺の表参道に散り敷けるもみじの紅をふみふみ帰る
25
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市川ありさ
好きだったひとの記憶を呼び覚ます斜線のような七月の雨
73
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風橋 平
深海のシロウリガイが殻となりそのように失せてしまったみな
2
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南 骸骨
吹出物絞りし指に飛び散った薄まりし血をその腹で削ぐ
1
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燈子
君の手の温度も知らず見る夢に差し伸べられた指の細さよ
5
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みなま
テスト期間 わかっていても居てやれぬゆるせ我が子よ 母は夜勤だ
8
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みなま
紅玉をくるくる剥きて皿の上眞つ赤な螺旋かまくびもたぐ
4
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高島津 諦
人生にいいことなんか何一つないとか言うから嘘臭くなる
2
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高島津 諦
君といる時に幾つも飲み込んだ呼吸を全部口笛にしたい
4
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偽嫁
この部屋の上座は暖炉の目の前で濡れたブーツの特等席だ
5
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笑能子
足元を這い来る冷えを堪えかねそっと毛布を一枚増やす
2
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