恣翁のお気に入りの歌一覧
紫苑
鬼萩の猛きはだえに凝りけり過ぐるひとよをふる雪のこゑ
8
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藍
お揃いのコップ歯ブラシ洗顔料捨てて初めて孤独を知った
3
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芳立
戦ひに明け暮れてなほぬばたまの夜を失くした街をさまよふ
6
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詠み人知らず
売り子押すワゴン悲しき雪国の 窓の外には底なしの白
21
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紫草
微笑めば疲れし君の顔ゆがみ雨は静かに雪へとかわる
15
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みやこうまし
嘆きなど未消化のまま歌にして面と向かわずみじめさかわす
13
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もなca
一日のささくれ立った感情をホットミルクに溶かして眠る
18
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鍬乃呑
日を浴びて寝ては静かに蠕動する腸の主張に耳を澄ませる
2
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せいか
おれんじに染めつくさるる夕さりの教室に亡き子らの声して
3
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桜園
われ書きし作品評が載せられて嬉しく幾度もみつめておりぬ
27
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いちにのパッパ
「拍手」って思うようにはもらえない気にしてないでまた「うたを詠む」
11
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十七
六花 喜び跳ねる幼子の 赤い頬撫で 積もる白かな
4
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舞
明日こそは世界が変わると信じつつ若者はまたひとつ年老ゆ
9
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藍
放課後の教室閉じたカーテンの隠す落書き「恋ぞつもりて」
7
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藍
何もかも壊して棄てたふるさとに星は瞬く二十歳の群青
3
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笑能子
人の縁浅く深くは自在にて只肝要は「人に誠実」
23
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詠み人知らず
まだ温い珈琲残るテーブルの 君の香りをもらって行くよ
13
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鍬乃呑
病きの為か腹から腐り出すグッピーの目は常と変わらず
1
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知久
冬嵐窓乱れ打つ風邪の床孤独募りて身震いをする
2
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南 骸骨
ペンだこの微かな膨らみ確かめて今年は手書きを数枚書こう
12
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