恣翁のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
歳晩を希ひかえて慎ましく生きんと思う そこに歌あり
15
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ふきのとう
久々に足どりかるく帰る道顔をあげれば心地よき風
12
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ふきのとう
冴えわたる空の青さにほほえみてぬくもりあびるつかの間の陽に
20
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あまおう
荘厳な寒気の中に暖かいともる灯ときみ 聖夜の調べ
12
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もなca
瑠璃色に明けゆく空の片すみに消え入りそうな銀の眉月
13
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五穀米
信仰の書もある師走の書棚にはさらにヒルティ付け加えたり
4
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南 骸骨
夕映えの富士を輪切りにしてしまう電線走るネオン街を抜けて
8
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いちにのパッパ
一人きりいただく昼に手をあわす私は今日も生かされている
4
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向日葵
帰り道 夕日に伸びる影二つ小さな影は胸に抱えて
6
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まがね
白い息フッと吹きかけ街の灯を消せば夜空に満天の星
17
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りゅう たいせい
体重計朝の数字がふと浮かび売り場の唐揚げ取っては戻す
6
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紫苑
残照を抱いて揺らるる高架より紺青の空に身をゆだねけり
10
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紹益
天命を はや知る歳に なりぬれど 斷ち切りがたし 君への思ひ
12
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由良
固く結んだ花弁の芯までも開かせてゆく君の旋律
6
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由良
月の無い夜には星の瞬きがいっそう濃くなる ここに居るよと
2
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舞
コップ酒底に残りし憂さひとつ干してや熱く腹に沁み入る
4
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麻倉ゆえ
つまづいて汚く残る足跡を雪がリセットする時を待つ
3
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もなca
朝の陽に髪光らせて自転車をこぐ女学生の吐く息白し
9
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夏恋
この星の重力が全て足にくるようなもう年でしょうか
5
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南 骸骨
玄関の折り畳まれた車椅子潰れたタイヤは今もそのまま
5
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