KENのお気に入りの歌一覧
御宿川蝉
里山で 見し片栗の花 想ふ そりかへる花被 觸れて愛でしを
11
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滝川昌之
店先の谷中生姜が褄として若鮎漁の解禁を待つ
20
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横井 信
梅雨入りの五月の空の白雲ははじまる夏の小さな一歩
9
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うすべに
救急の音まぎらせてほととぎす 季節めぐらす夜半のひと声
6
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御宿川蝉
山門をくぐり涼風池によす 睡蓮の花閉ぢる黄昏
15
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横井 信
五月晴れ雲の隙間の青色にとけてく夏のひとりの時間
13
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滝川昌之
お日様で乾いたシャツは誇らしげ部屋干したちの梅雨の憧れ
18
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柊+
しとしとと日がな一日降る雨を 優しく見てる思い出の中
14
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名鈴
五月雨れて 濁りし井水 深ければ 暇入れども やがて澄むべし
12
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葛城
段々と身近に迫る災いの影に覺悟はまだ出來ぬまま
12
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ななかまど
訳もなくときめき生まる丘に咲くマーガレットの白い占い
9
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音弥
嫁さんを講師にむかえ立つキッチン肉と格闘ハンバーグステーキ
8
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へし切
コロナ禍に 無策なりける政治家の 何より 人とし誠のなかりせば
12
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横井 信
夏草の小さな花をひとつずつ紋白蝶は静かにめぐる
13
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蔓葵
おもかげははかなの夢にみなと川波をかたしく浮舟の床
15
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蔓葵
いそのかみ古きよろづの言の葉に思はぬ露をまたも置くかな
14
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ななかまど
猫に手を貸せと言いつつサロンパスやはり届かず貼りたき背中
14
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へし切
逢ひたいね 僕より先に逝くなんて思ひもしない 君をかなしむ
16
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名鈴
世に無かる 宣ひ合はせ 聞きしから 命に向かふ 契り重ねむ
12
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滝川昌之
フィールドを走り抜けては医学へと福岡堅樹のトライは続く
18
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