由良のお気に入りの歌一覧
紫苑
喉ふかくルサンチマンをいふ君の目に偽りの白鳩を見つ
14
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舞
道端の秋を写らんと構えれば花恥ずかしみ風に震えて
6
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浅草大将
荒れ狂ふうみの親とて何ものぞふかき情けは君こそまされ
13
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でくのぼう
天空を渡りし鳥の一粒の種を落とせし秋の芳醇
12
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七色コイン
運命に抗うために歌詠う 童の心取り戻したい
14
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緋色
秋風を風船に詰めアンニュイなあの子の前で爆発させる
10
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詠み人知らず
レイトショー 邦画の薄い青空は 誰かの記憶 追いかけるよう
6
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紫苑
おみなへし盛りの色に身をやつす揚羽の黄は花に吸はるる
12
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舞
実りゆく黄金なす田に稲穂波夕陽に立ちて風渡りゆく
11
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こはぎ
遠くから見守るように微笑んだ君の余裕はたまに淋しい
25
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でくのぼう
寢枕に燈りを誘ふ夢語りあなたの肌に爪痕のして
6
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たんぽぽすずめ。
煌々と「こふこふと」うさぎの二つ照る月に桜に染まる雲の一隅
16
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まるえふ
何しても許されていた日にはもう戻れないこと分かってるんだ
7
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白亜
うたひとつ くわえた鳥が集う場所 わたしはここで君を待ってる
24
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詠み人知らず
「つまらない大人になった」我々は それが悪くもないと気づいた
8
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あき
LED電球みたい。太陽は熱をなくしてしまったらしい。
5
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光源氏
人知れず涙湛ふる秋草の心の底を知るよしもなく
15
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聴雨
青藍のひがしに淡き月ひとつ白露のごとき思ひこぼるる
11
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たんぽぽすずめ。
水道の無い公園で思い出に乾いて思ふ遠き夜の君
11
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あき
津波だの台風だのと、水、水、水、思えばそれはノアの頃から
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