リンダのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ガリラヤの風薫る丘従容と贄に赴く羊かなしも
3
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恣翁
露繁き道行く影のありありと 真昼のごとき月桂浴びたり
21
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村上 喬
ありし日に幼き友は召さりたり玄関先に「忌」の札ゆらして
16
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ふきのとう
無口なる長女がそこにいるだけで和みとなるや里帰りのとき
27
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悠々
目のしたのたるみて口のゆるみしが戀詠へども老醜あはれ
15
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浅草大将
くさまくら旅する神の民なれば秋野のとまの宿をわするな
6
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芳立
湯あがりの俺はいつでも死ねさうだ君の炎の沼にとびこむ
8
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紫苑
ひそやかな吐息をつくかゆくあきを狂へぬままになごりのさうび
16
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紫草
黄昏の校舎の裏に唐突にトランペットは繰り返し鳴る
20
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紫苑
じふぐわつの花ちり落ちぬ水の面にうつれる脛ゆきえゆくみだら
6
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舞
酔うほどに愚痴を呟くクダラナイ吾れを笑えよ葉隠れの花
9
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日向猫
アラームが雨音に溶けてたよりなくベッドに浸み込む雨の憂鬱
24
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遠井 海
福豆のくず散る部屋に小鬼らが静かに眠る立春の明け
57
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なな生
問い掛ける「なに考えてる?」答えない雨音だけが車内のすべて
2
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朝がお
母さんの どこが好きと 娘聞く昔も今も いるだけで好き
45
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住川幸
天板に流した生地の泡沫が星図に見える秋雨の日々
7
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へし切
突然に 結婚するよと 知らせ聞き 空に向かいて 妻に伝える
7
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詠み人知らず
楽しみな散歩の路に覚えたる「山田家」の犬は九時に待ち居る
10
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五穀米
山を見に行かんと思い立つならば支度容易きわれも山人
9
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小林道憲
葛城の秋の古道に日も暮れて 一言主の社に着けり
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