紫草のお気に入りの歌一覧
恣翁
酔ひに委せ 口を衝く詩を唱へつつ 橋上に踏む冬の月光
17
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舞
行きずりに町の社に手を合わす子連れた母の佳き立ち姿
12
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茂作
寒々と能登の海邊に冬來らし 時雨る棚田に鳶の聲する
16
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さいおん
徃水 水沫如 験無 盛事乃 亡吾世鴨
8
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可不可
君には失望した 決めつける 私こそ失望されて
7
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うすべに
人知れず艶めく赤はさねかずら ははそ色づく里山の蔭
11
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ガビー
革製の文庫カバーの手触りで 読書が進む午後のリビング
5
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ガビー
浮浪雲風に巻かれて消えてゆく 水面のごとく残る青空
3
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KEN
振り上げた 腕も高く 朔風に 荒ぶ雲の間 猛るオリオン
14
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荒野のペンギン
する事も 行くとこもない 休みの日 スマホを切って ワタシを充電
12
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横井 信
夕空に星を見つけたお社の風に吹かれて落ち葉は走る
10
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滝川昌之
長男の誕生日だから俺たちも親に成れたの記念日祝う
13
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ひげじぃ
湯治場の老舗旅館の宿帳に汝の名連ねし神の居ぬ月
13
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舞
山の間の畑の黒土柔らかく命あるもの踏むがごとくに
9
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名鈴
真澄鏡 見ては鳴くなり 遠山鳥 夫の影なむ 我見まほしき
22
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葛城
師走とは思えぬほどの快晴の過去の日和を懐かしみをり
12
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茂作
落ちもせず殘る山茶花色枯れて 見るや我が身に年の瀬の風
15
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横井 信
まだ暗い朝の空にもひと筋のひかりはさして開く青空
15
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トウジさん
柔肌をかみ砕いてなほ潮かほる檸檬ほのかに添へる幸かな
7
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滝川昌之
紙風船しぼまぬように打ち上げる思春期の子を扱うように
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