滝川昌之のお気に入りの歌一覧
横井 信
蛙鳴く野に咲く花を眺めつつ歩き回った街はふる里
9
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詠み人知らず
紫陽花の色附く塀を見て歩む半額になる辨當求め
5
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へし切
偲ぶれば恋しみ妹を面影に夢の直路を行き通ふかな
22
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詠み人知らず
希う花の末から葉も空も青を深めて夏野ひらめく
15
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詠み人知らず
咲く薔薇に棘もありせば花もあり 人それぞれにこの庭に在り
22
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詠み人知らず
俤と現に結べぬ血の縁を思慕も露に描きだす子と
7
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詠み人知らず
水無月の雲の帯しめ伯耆富士夏姿凛と緑のすそ野
9
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詠み人知らず
己が首とらせ給ひし血潮笛 いまだ嵐の梢にや哭く
6
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糀
お料理を習うはいいが恥ずかしくいつか振る舞うつもりでひとり
6
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千映
釈然としない出来事いつまでも追っているほど余裕なき日々
11
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恣翁
蒼茫と暮れむずる夏の山路にし 白く咲きたる木天蓼の花
16
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詠み人知らず
歌屑と埋もれ逝きしが歌々を 口遊みては酌む独り酒
10
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煩悩
床に伏し病のままで待っていろ今からディオを倒しに向かう
8
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詠み人知らず
古里の路傍の地蔵に供えいし あの野の花は今も咲けるや
10
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舞
片恋すポニーテールの女のこ誰か為にか髪をおろせる
8
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び わ
ゆらりゆらあちらにこちらゆれつつも夫婦街道ささえつあゆむ
7
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秋日好
咲きたいと開く花ばな 愛でたいと希うひとびと あいまに庭風
22
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詠み人知らず
毛をむしり傷を作ってなめ回す犬の悪癖ストレス性の
5
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KEN
疲れはて燈りに集ふ羽蟲を眺むいくら飮めども素面の闇夜
8
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詠み人知らず
五月去り梅雨の早まり心情も身体も何にも適応できずに
6
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