滝川昌之のお気に入りの歌一覧
河のほとり
ほととぎす何の心にかかるとてたださみだれの雲に鳴くらむ
22
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へし切
あぢさゐの四葩の花に露おけばなほ色まさる梅雨入りの頃
28
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詠み人知らず
靴下を何度か使ひ廻したよそろそろ洗濯、もう梅雨入りか
4
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詠み人知らず
流れ逝く空木の紅を掬いなば 夏の光の零れ煌く
21
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詠み人知らず
神御座す幽谷深く分け入りて 罰当たりめが岩魚と遊ぶ
10
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詠み人知らず
長袖しまひかけたら肌寒く 嫌でも傘の花に紛れる
5
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聴雨
父ふたたび病の淵より這ひ上がるその眼差しに光捉へて
21
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藍子
カナリアも言葉を忘れた歌詠みの力になれず身をすくませる
23
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恣翁
青紫蘇の葉を茹でつがに ぐったりと濡らし 止まずて 栗花落ならしも
12
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詠み人知らず
雨の下傘を開ゐてとぼとぼと行くのは止さうドラッグストア
6
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詠み人知らず
はらからを踏んでも生きて行く意志で顔出した子の アイム、ヒアー! だ
4
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詠み人知らず
あいつらに教えてもらった事はない古い日本の根腐れ見本
9
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煩悩
バイオリンをバナナのごとく飾りたる楽器店で求めしフェルナンブコの弓
7
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幸子
自らの後ろ姿の美しさ露も知らずに女性たち行く
16
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三蛙
あわよくば取るに足らないこの力あなたのためにふるいたいのだ
6
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舞
ソーダに檸檬の雫落としては泡撥くよう語る乙女ら
4
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び わ
母の日に君にあげるか贈り物私は妻で母ではないわ
6
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つちだゆういち
失恋し思い知りしは勘違いひとりよがりで夢を見果てり
10
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幸子
漆黒の宇宙に星くずちりばめしワンピース揺れ君の時流る
14
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秋日好
あどけなく見えても顔出すひな鳥は兄弟の肩踏み台にして
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