さいおんのお気に入りの歌一覧
海野 冬雪
風待ちの昔栄えし湊町 あなたを待つや雛を飾りて
4
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ななかまど
わたつみの淡き紺碧吸いあげて春の空には霞ただよう
21
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夕桐
なぞらひて通ひたき門驗ならず 色なき春そ名殘雪なる
9
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滝川昌之
槍、穂高、険しかったね、北岳も亡父の登山日誌を登る
21
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痴光山
薄日射すベンチの幼のシャボン玉 を横方に奪ひ去る春の風
3
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仙人の弟子
寂しさを 紛らわそうと 出かければ 淡き青空 春の夕暮れ
5
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横井 信
春風のさっと撫でてくまだ寒い水面に鴨の眠る溜池
14
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水仙
春の夜の夢のおもみか花房のしなへるミモザ指觸れむとも
5
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水仙
戀ふるごと幾年春を告ぐる花の色も匂ひも主こそ知れ
5
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横井 信
虫はもう起きただろうか里山の春に耕す小さな畑
10
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音蔵 雅秀
外出れば 目に映ること 歌を呼び 自転車止めては スマホメモとる
3
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ななかまど
声が降り影が走りてわが上を山のなだりを鷲かけあがる
16
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横井 信
青空もちょっと冷たい三月の朝の空気にそっとため息
15
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兎桃
気がつけばあんかもなしに寝入りぬる春穏やかに歩み来るらし
5
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へし切
めざめれば甍の波に春の雪 散歩はあきらめ今日は巣ごもり
17
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平瀬たかのり
曇天は吾こそ相応しもう逢わぬ人の背を押せ柔き春風
10
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ななかまど
過ぎ去りしことを追い想い未来のことに想いをはせることむなし
15
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茂作
春の雪まなく時なく降りにけり つもらず消えて殘るはかなさ
16
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美生子
訪ね来る人も途絶えた廃村に今年も咲ける八重山桜
15
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さえね
好きな色問はば群青 まじりなき天の毒薬薄めた色よ
5
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