詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千野鶴子
日の光集めて丸めて細工して差し出したよなマリーゴールド
6
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岡本歩
じゆくじゆくと桃腐りゆく狹き家つきは何處からのぼつてゐるか
7
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岡本歩
家庭から背きし父の頬舐める無知なおまへを抱いて眠るよ
8
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和賀原
白浜の 波だに吾が身を 慰むを 気づかぬままの 君はつれなし
9
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明星
曼珠沙華彼岸に咲くとよく云つたこれから盛りと準備中とは
5
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元親兄貴
いつぞやの 猫がひょっこり顔を出し 側に寄り添い 余生を過ごす
7
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灰色猫
葉の月の恋に破れた蝉たちは枯れ葉に紛れ滅ぶのですね
23
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灰色猫
ペガサスの白き翼の背に乗って星座になれたら見つけてください
22
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灰色猫
実りゆく穂波が金に染まる頃あなたは僕を忘れるでしょう
22
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吉野 鮎
龜裂入る皮に覗きし石榴の實列なす粒のルビーの輝き
21
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吉野 鮎
ざくろの實甘き酸味の粒の列夏のなごりの傷痕に裂け
13
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吉野 鮎
ゆるぎなき炎の赫を實らせる石榴野分の風に弄ばれ
16
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吉野 鮎
並木道櫻黄葉敷く野分過ぎ朝の香り秋深む風
23
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吉野 鮎
野分ゆき燕去る月蒼空に望郷つのるつばくろの翼
24
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び わ
状況は時々刻々と変わりゆく苦しい時は焦らず耐えて
9
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恣翁
白けたる月の 薄らに残れるも 朝の厨に 灯の点り初む
23
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舞
竹を刈る音もの哀し千里なる住宅街の竹林の跡
14
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千映
孫負いてバイク飛ばしたこの母も食事一時間掛かる人となる
18
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元親兄貴
秋嵐 かき乱されし我が心 行く宛もなく 小川さまよう
9
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千映
畦道が見えぬほど咲く曼珠沙華真っ赤な帯を広げたみたい
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