inosannのお気に入りの歌一覧
舞
雨霞白き瀬戸内越えゆけばあらわれ消える薄墨の島
5
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恣翁
雨宿りする若者に 貸したきを 傘抱けるまま 声だに掛けえず
37
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南 骸骨
じゃがいもがほくほく煮えたちと夕方認知の妻がエプロン掛けた
3
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薫智
間違って何度も消してすり減らしどれだけ君を苦しめてるの
4
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詠み人知らず
閉じこめたすべてがあふれだすように降りつむ雨の檻に抱かれて
32
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詠み人知らず
北陸の鉛の雲の直下には 目に染む青が敷きつめてある
13
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ふきのとう
紫陽花のあふるるほどの花びらは水無月の雨に藍の色濃く
13
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ふきのとう
熱を出しうとうと眠る幼子に声をかければ暫しうなづく
20
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もなca
あじさいの花散りばめた六月の街は霞んだベールの向こう
20
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舞
梅雨空のくすんだ街に娘らの吾がもの顔に脚輝かせ
6
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みなま
つばくろの番並んで電線に羽揺すりおれば雨も楽しき
11
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風橋 平
くるしきは天辺までと悟りつつ米穀店の坂道をゆく
5
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由良
如月の空に昇った愛犬は梅雨が来たって濡れることもない
3
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文麿
一日の終はりに迎ふる夕燒けは君知りてのち猶もわびしき
7
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春咲
鈍色の 空より落つる しづく受け 銀のレースの 庭に現る
10
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たんぽぽすずめ。
向日葵の種を好みて一日中陽射しの香る鸚哥愛しむ
5
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遠井 海
灰色の空から駄目がだめだめとわたしの上に降り注いでる
5
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文麿
西ぞらの雲のすきまに陽ののこり永久に屆かぬ人の瞳の
3
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芳立
恋の名はよそ路をとこもひさかたの月照る夜ははたあはれなり
6
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只野ハル
健康診断は異常なしだが原因不明の虚ろな思い
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