さいおんのお気に入りの歌一覧
萱斎院
真木の屋に木の葉しぐれのやみはてて なほふる音はあられなりけり
7
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うすべに
すれ違う車の屋根に雪帽子 白く北山近くにせまる
6
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シダ
いたづらに枯れくさふみに野をありくあとは風よせ吹きてけすべし
3
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波端
枝の音に仰ぎて見れば日を受けて白き羽裏の梟は去ぬ
12
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洩矢転石
本当に伝えたいのは五文字だけ三十一文字を持て余す夜半
3
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名鈴
懐かしき 香は奥底に 眠りたる 名残起こして 心を動かす
9
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雨夜
書讀に緑柱石の鏡玉おき 文字より湧きたつ雲の行方みゆ
8
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艸介
言葉を弄し弄され持て余し 人は生きてる 生かされている
5
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KEN
鉄橋を 渡る貨物の 音乾き 心壞死する 午前四時前
11
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雨夜
さなきだに 微睡む睫 あをあをと 色のうつろひ 虹に知らゆな
4
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灰色猫
花が散る音って多分さよならの響きに近い音じゃないかな
13
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名鈴
西を向く 背に報いぬか 戎ども 平らぐるとも 汝が身を案ず
8
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わかばみち
眼を吊って鬼の形相 全力で我を止めた母 今は孫に笑む
5
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恣翁
哀しびを湛ふる青に 冬の陽の茜に澱む山浮かぶかな
21
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音弥
詠うともリズムは置いてこの漢字うたびと惜しや解読不能
9
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シダ
いと切りてもはやきかせじわがことは音なふ人の今はなければ
4
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名鈴
君が身に 薫る匂ひは えも言はず うら恋しきは 宿世の縁かな
6
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雨夜
赫き青あはひ預けて仰のけに闇夜あきらけし浅縹
4
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梅星
目には見て逢ふはあたはぬ君ならば思ひのつよきうちに秘めたる
6
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シダ
いにしへのいくさを聞かむ神籬にひとつ花あり香の残らむや
4
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