遠井 海のお気に入りの歌一覧
紫苑
昨夜のわれ一昨日のわれ始原までわれ映り込む合はせ鏡に
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きびなご
仏壇に 慣れぬ手つきで 花あげる 私に届く 下手くその声
3
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芳立
話など聞くまでもない昨日までの君を今夜は殺せるはずだ
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菫
もう嫌、と飛び出した街 もうすでに 帰りたいな、と呟く弱さ
6
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もなca
緋の色に燃ゆる想いをたぎらせて我が内に咲く曼珠沙華かな
20
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ねずみ
地上でも渦巻く子らの台風が疾風の如く歓喜轟く
3
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あまおう
寂しいは一人のときで苦しいはきみといるとき暫し名月
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きびなご
台風め お前のせいで 延期だぞ どうしてくれる 孫の運動会
4
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いちにのパッパ
パパ早く帰ってなんか来ないじゃん批判ではない君のお願い
4
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敷島ヤマト
どちらかというと切られたプラナリアみたいに理想と分けて生き抜く
3
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南 骸骨
湯船より抜かれしものは渦巻いて今日の自分が溶け出してゆく
9
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舞
酔うほどに問わず語りの思い出が愚痴となるまえ眠れ男の子よ
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ふきのとう
静かなる田に響かせるトラクター染まる夕日に影の濃くなり
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詠み人知らず
腕をからめ胸に押し付け「何処へゆく?」 なんと卑怯な嬉しい卑怯
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春琴
満月よ 照らせ闇夜で 見えぬもの 嘘も 迷いも 君の心も
6
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もぢずり
朝な夕な無言の笑みに黙し言ふあとで会おうね語って泣こうね
4
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住川幸
思い出を篩い分けては落ちたのも残った物もまとめて捨てる
3
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うさぎ
優しくて真っ白だからあなたには私くらいがちょうどいいのよ。
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芳立
あきぎりのたつ田の姫の柔肌にあやくれなゐの亀甲しばり
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敷島ヤマト
一言が特別だから風船のように心がしぼんでしまう
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