夢士のお気に入りの歌一覧
ななかまど
泥の田に餌をもとめて飛びいれば黒き鳥とて汚れしものを
9
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滝川昌之
アルバムは見返す日々のものでなく増やせた日々の尊さと知る
15
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KEN
蛇舅母は 梵字の形 木漏れ日に 野辺の板碑で 曼荼羅を説く
9
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うすべに
小夜ふけて香りひそかに桐の花 闇にほのかなきみの筝の音
10
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えんとつcafé
夜勤明けネクタイゆるめ窓に置く眼鏡で透ける土曜日のそら
14
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えんとつcafé
水鏡そっと素足で踏むように水の匂いの五月を歩む
11
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えんとつcafé
満月の夜は夢から抜け出してトタンの屋根で猫と月見る
18
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ななかまど
窓のそと風に耐え飛ぶ蝶のあり縁遠き娘のことを思えり
14
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うすべに
あこがれたうす紫の髪かざり 藤咲くころの淡い思いと
13
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萱斎院
松風のみどりささめくつねならば 心地ゆけども花なさそひそ
8
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横井 信
巣ごもりの連休前の川沿いの桜並木を舞い飛ぶツバメ
13
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KEN
葱坊主 五體投地で 祈る朝 荒ぶ風和ぎ 畠は黄金
14
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舞
ささやかな神話ひとつを聞くごとく花の名ひとつ教えられたり
17
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夏深
人の世の災いものともせずに今見渡す限りのああ春景色
19
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吉野 鮎
ありがたき世なれぱ鳥影見へぬ朝 鋭き一聲切り裂く霧中
14
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ななかまど
疫病に生きた空なく普通とはこんなに泰きものかと惟う
16
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翠燕
靜やかな雨にぼかされ緑の木 人集まらぬ寂しさ垣間見
17
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滝川昌之
キャンパスの蒼き友らを纏うよにネモフィラ色のボタンダウンを
22
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夏恋
悩みとか苦しみだとか今までがどれだけ平和ボケであったか
9
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名鈴
白玉か 何ぞ欲しきと ねだられて 蜜の氷水に 浸して待たす
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