備前 大輔のお気に入りの歌一覧
芳立
牧水によせしと掛かるふたくさのうた拙くて蕎麦うまき店
5
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聴雨
墨染めの夜をわたれるとほり雨硯にとりて秋したためる
5
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恣翁
夕風の吹きて 水面に細波を走らせ プールはひっそりと在り
30
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みやこうまし
雁行の先頭切りしわが矜持病に臥してつぶされしかな
11
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もぢずり
哀し児へ弟たちの如くにとをみな清けき絵姿を添ふ
3
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小林道憲
この丘は奥津城なりき 今はただ耕し尽くし 棚田連なる
15
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日向猫
我もまた大海の一滴なればこそ融けず生きよう一滴として
26
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白亜
鳴る神の音の轟く遠つ空 雲の深みに罪ひとつあり
12
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白亜
風の指 うすく雲をはぎとって空へと還す 無言のままで
23
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白亜
落ゆる汗のちひさき斑はや失せぬ 小路の影のいよよ深しも
11
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詠み人知らず
魂は鳥の泪の一雫 青海原に堕ちて抱かれな
2
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恣翁
今こそと はやる思ひは止め処無く 狂ほしきまで精を放ちつ
22
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紫苑
身のうちに聴くピアニシモゆつくりとひらかれてゆく水の系譜は
13
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もぢずり
論文の参照さるるを図書館に秘かに見つくすがる証と
4
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もぢずり
汝が魂は哀れみ来しやわが一生最後の昂揚せめて夢見き
2
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帆糸子
新しい季節のおとづれ歌に似て靜寂の中から浮き上がり來る
4
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詠み人知らず
烏賊大根煮ながら煙草吸いながら なんかちょびっとしあわせなのさ
19
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さざ江
失くしもの辛きことも多けれど空きしぶんだけより良きを得ん
5
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さざ江
白無垢と映える朱色に雲途切れ誰と知らねど共に祝わん
5
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紫苑
半欠けの月よみを抱くここちしていま生まれくる水の中の環
11
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