ななかまどのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
スナップの効いたボールが伸びるよに捻りがいいと良い歌になる
20
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さえね
野分迫るその明け方にしずもれる庭の棗の実の赤さかも
7
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横井 信
秋枯れの木陰に集う蝶二匹 帰りは雨の厚い曇天
15
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うすべに
色づいたけやきを照らす街路灯 嵐待つ夜に降りだした雨
8
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夢士
主のなき月見飾りの尾花揺れ野分の前の雨音を聞く
15
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恣翁
雨染みの残れる壁に 秋の蚊を 空しく 二人数へたりけり
13
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秋日好
通勤のバスが迂回をする朝は新し秋にハッと息呑む
11
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灰色猫
青空をほんとの青にするために嵐は空を磨くのですね
17
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滝川昌之
嵐夜はお櫃を空けて塩むすび凛々しき亡母しのび噛みしむ
19
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千映
汁物のメニューが増える秋本番今夜も母の味でござりす
8
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吉野 鮎
いましばし汝とつなぐ手のぬくもりにあまやかを眠る時雨る秋の夜
16
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舞
ひとひらの朽ち葉の堕ちる音にさえもの思いわせる秋の夕暮れ
7
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蔓葵
おぼつかなおちの野分やいかならむこちの草木も葉うら見せつつ
13
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神戸風見鶏
移り得ぬ樹々の葉擦れの聲高し 野分迫ると教へ合ふ如
16
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幸子
得点に沸くベンチ陣喜びの表情はかすかに影帯びるとも
12
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うすべに
ふと気づく 吐く息ほんのりうす白く 肩に朝日のぬくもりとまる
11
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夢士
飛び疲れ道路に下りし秋茜そっと摘まみて草むらのなか
14
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横井 信
ゆっくりと閉まる小さな踏み切りの向こうに揺れる黄金の稲穂
13
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へし切
君が好き 逢えないけれど 君は星 こんなに遠く離れていても
15
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灰色猫
本としてあなたの指を待ってます眠ることなく夜の車庫にて
19
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