さいおんのお気に入りの歌一覧
可不可
久しぶり雨らしい雨 ふりかかる 春へ踏み出す爪先
6
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KEN
まだ熟れぬ 赤葡萄酒を 指先に 溢すかの如 かへるでの咲く
11
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ななかまど
先に咲く染井吉野は端役でわれが主役と八重の桜は
14
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詠み人知らず
筆を取り 唐紅の 差し色に 紙を挟みて 月夜に浮かぶ
7
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名鈴
軒の下 行き返り飛ぶ 燕 住み良き此処を 宿に貸さむず
12
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ぽじ
死ぬことも自分でできぬおろかもの殺してくれとただわめくのみ
3
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たまゆら
往路帰路 吹く風に空を見上ぐれば ふたたび鳥の飛びゆくを見る
10
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へし切
かりそめの借れる身なれば何惜しむ恋をし恋ひば孤悲死ぬるとも
17
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河のほとり
思ふことかひもなぎさの五百重波寄する心を誰か知るらむ
12
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名鈴
皐月知る 山ほととぎす 鳴き上げて 庵の主の 行方尋ねよ
15
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葛城
晩鶯の長閑き聲に目覺めては春の一日をいかに暮らさむ
14
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つばす
八重桜その連なりに目閉じれば 峰峰こえる若鷹見ゆ
3
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ななかまど
やっと咲きさっと散りゆく儚さを大和心といまもむかしも
12
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葛城
青々と日々繁茂せし蔓草を庭に積み上げ山と爲すなり
12
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谷村思亜
やわらかく花の面影名残りけり 終わりの花が風に降りにき
2
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名鈴
世の春と 木末の花を 見上げては 嬉しび祝かむ 土下の根も
9
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葛城
雜草は逞しかりし引けど拔けど主賓抑へて壓勝の態
8
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御宿川蝉
花去るか 纏わりつけよ藤かずら 愛しき人を留め置かなむ
9
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名鈴
ゆかしとて 会はれぬ親の 仄見えて 立つ雛送る 心根ぞ染む
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名鈴
程無きに 家を離るが 泣く子なす 慕ふ心の 湧きてえ止まず
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