ななかまどのお気に入りの歌一覧
渡 弘道
年の暮れ二十二歳を連れてスワロフスキーこれで終りにしようね
7
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茂作
葛木の池に浮かんだもみぢ葉を 分けて遊べる鴨のひとむら
14
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舞
寄り添いてベンチに座る老い人の杖もそれぞれ共に寄り添い
12
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滝川昌之
お手をする仔犬のように従順に妻の後ゆく年の瀬の市
21
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音蔵 雅秀
また一年 生かされしこと 万謝しつ 独り静かに 年の暮れゆく
5
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へし切
一年を兎にも角にも事なきに 残るひと日を なほ穏やかに
19
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杜鵑草
いかにぞと問ふ人あらばいかにせむ殊のほかなる家の有り様
13
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痴光山
大相撲の小さき社会ににじむ違和 多文化社会へ和は溶け往けり
4
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滝川昌之
晦日には長押の埃掃うから遺影の家族に着せる新年
17
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敦希
抱えられ息に応えて紡ぐ音に 喜怒哀楽を重ねた三年
11
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早乙女ん
年の瀬に 心に浮かぶ 會へぬ人 有難きかな 思へるだけで
9
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うすべに
うららかなひだまりに寄る草もみじ 掃除日和とたたみ打つ音
10
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横井 信
ストーブの切れた灯油を入れに行く足元照らす冷めた満月
11
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杜鵑草
あさましや冬にも蝉の声すなりジージーミンミンカネカネカネと
8
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詠み人知らず
年末の セールを狙い 買い物へ 遠い道のり 寒さが染みる
4
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詠み人知らず
水を飲む 習慣付け 何年か どこかに効くと 信じてみても
4
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茂作
霜柱わざわざ蹈んで畑の道 子らが競へりさくさくの音
15
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舞
キッチンの音を聞きつつ二度寝する起こし来る妻待つ間のたりと
10
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音蔵 雅秀
同じ人 複数人格宿すとは 人間の性 どこまで不可思議
5
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へし切
コトコトと夕餉の支度 母の音 厨にひびくしあわせの音
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