五穀米のお気に入りの歌一覧
光源氏
ほととぎす問はず語りの終の夜を憂しとも思ひまづ鳴きなむを
10
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ふきのとう
したたかに草の命は蔓延りて十日を待たず仕事くれらむ
15
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ふきのとう
ゆく夏につくつくぼうし鳴きおりて秋の気配にそよぐ涼風
14
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桜園
水をまく夕べの庭に雨のなく乾きし土の匂ひ立ちたり
29
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風蘭
日々のいろ歌にうつして五ヶ月のあいだに咲いた三千の花
24
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浅草大将
都合よき過信かしんの世の人をけふも煙にぞまくま大使は
8
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桜園
真夏日に美しき羽はばたかせ白鷺一羽小川に踊れり
13
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恣翁
燃え盛る陽は じりじりと昇りつつ 真昼の影を 飲み干さむとす
21
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かぐら
日の生まれて星は短い歌となり歌はあの世の代わりとなりぬ
1
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詠み人知らず
わが父は敗戦を語らず。食ひ物の貴きことのみ伝へ、逝きたり。
22
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紫苑
つくろはぬ毛描きの乱れそのままに現世をまよふ狂女のあはれ
7
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桜園
薔薇色に雲の染まりて時たてば夜空に輝く眩い満月
22
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恣翁
夜更くるに 軒の月さへ蒸すものを 虫の集きに微涼を覚ゆ
20
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紫苑
宵の口に咲きしダツラの風に揺れ差し招く手は鬼さんこちら
5
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詠み人知らず
気がつけば音楽室は夕焼けて 待ち人はまだ走るグランド
25
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風橋 平
霊屋の峰のおろせる風はつか門前町に桔梗がひらく
7
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風橋 平
河口まで行かずにあればゆふやみは暗みきはまる広瀬川の果に
12
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詠み人知らず
踏ん張って山頂に立つ鉄塔の 掴む電線わが家に届け
7
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恣翁
炎陽に 背から汗噴き 草切れる 農夫に頭 垂れざらめやも
19
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詠み人知らず
「向日葵」と聞けば明るい花浮かび 「ひまわり」ならば悲しみの影
6
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