ななかまどのお気に入りの歌一覧
草木藍
年末に訪ねてみれば墓仕舞いつながる人の遠くなりゆく
10
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仙人の弟子
年の瀬に 一人ふらふら 街散歩 頬をくすぐる 潮風やさし
8
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横井 信
木の枝に残るひとひら手のひらで軽く握ればくしゃりと砕く
15
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KEN
さめざめと過ぎし日乞へば月あかり かじかむ指に霜のごと降る
11
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睡密堂
パワハラと言わないでくれ餅つき機初老の君を酷使する冬
10
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茂作
年ごとに替へる暦はいつしかも あまたとなれり壁の鋲あと
17
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秋日好
風邪ひいたたった三日の年越しをベッドで怠惰に過ごすしかなし
12
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舞
異世界の街へと変える雪明かり実のみ色あるエゾナナカマド
12
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音蔵 雅秀
大晦日 厳かに聴く 除夜の鐘 迎う新玉 幸多かれと
4
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へし切
枯れ枯れにやがて芽吹くを ひと年と またひと年と老いながら待つ
21
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トウジさん
恒例のアメ横中継この国はまだまだいける庶民の活気
10
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鳴海青
気が付けばススキに紛れ見失いリードを引いてその姿追う
3
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鳴海青
老兵はあわいに迷う傍観者外した裏地今日は付けよう
5
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継海
慶弔に箱詰め菓子を買い帰る馴染みの店や今年閉店
6
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継海
遠くから貴方へ贈る寿や賀状に溢す金の祝杯
7
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継海
海風が入りて立ちたる丸ポスト一年一度故郷へ宛て
7
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痴光山
ゆづられて杖つく媼が先づバスへ 最前席にひよいと上りぬ
6
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滝川昌之
司書たちは蔵書の数を誇らずに個々が出会えた本を尊とむ
15
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うすべに
瑠璃光は浄めた布に見えかくれ ひと拭きごとの慈悲のまなざし
12
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横井 信
草枯れた冬の畑に穴を掘る残り二日の今年の予定
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