石川順一のお気に入りの歌一覧
灰色猫
柔らかく苦しむ胸に触れられて終わると思った傷跡がある
16
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灰色猫
くだらない会話のなかの愚かさを認め合うのが友達なんだ
20
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び わ
カーテンを綺麗に洗って干してある苦をいとわない君なればこそ
8
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恣翁
神垣の御室の地謡ひ 夜燃やし 昼消す薪の能をこそ思へ
23
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詠み人知らず
わたの原 水押しの立つる白波に 力強さの見ゆる船かな
13
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舞
ひと群れのひかり集めて紫陽花の濡れては雨の音を聞きつつ
9
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詠み人知らず
手粘しく 見れば苛つく技なれど 堪へ見守らば 一廉なるや
10
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詠み人知らず
吉兆か 双頭の蓮 咲きにける 純白の花 輝き見せり
16
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詠み人知らず
好きなもの かけてみただけ 驚きの和洋折衷 ウマウマとなり
9
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詠み人知らず
いづこから 漂ふ香りに思い出づ 極上の肌 潤みし瞳
10
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さへき さうじん
涼やかに朝迎へしは善けれども 空の青きに暑さを案ず
5
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中野美雄
しののめに見えくる撫子うすべにに言葉かけゐるきみの微笑
8
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inosann
台風の彼方にありし駿河の海いくえにうねり黒さ増しくる
24
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秋日好
パーキンソン患う友の細腕の低き体温抱きしめたくて
19
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むらさか
紫は見て着て触れて みんな良い 色ではなくてもはや習慣
8
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むらさか
言の葉はくちをそろえてみんな言う「どうかわたしをわかってほしい」
6
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中野美雄
月皓々 群蛙ども響動めけばこころの闇に浮かぶ姿よ
5
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むらさか
感情を手放すことができたなら我は言葉を捨てるであろう
6
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夢士
ザッと降り雲の切れ間に月の見ゆ耳を澄ませば虫の音聞こゆ
22
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kingface
一線を退きて初めて頼らるる友得ればこそ兄となりけれ
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