さいおんのお気に入りの歌一覧
歌狂老人卍
浮世とは聞きしかどもこれほどに憂し世の中と誰が思はむ
3
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或韋
梅霖にさせる洋傘ひとつ屋根 遭ひ遇ひたるは運命なりてむ
4
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蔓葵
夜もすがら待つとなけれどほととぎすおのが五月をなどか訪ひ来ぬ
10
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蔓葵
いにしへをしのぶの軒の五月雨になほ古声のやまほととぎす
11
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綴迷停
詠み違い言葉の綾に織りこんだ思い違えて裏を表し
3
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ななかまど
夏蝉の声を浴びつつ木漏れ日の双体神は寄り添いて笑む
14
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名鈴
梔子に 我もならばや 打ち湿る 辺りに流るる 風の懐かし
13
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ななかまど
雪いまだ残る谷間のイワイチョウ冷たき水にみどりかじかむ
10
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河のほとり
わたのはら漕ぎや出でましおもかげの浮かべる月の舟をしたひて
12
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蔓葵
おのが名を思ひいづらむほととぎす花たちばなの匂ふあしたに
11
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つばす
蒸し暑い南方の風がまとりつく 東南アジアのにおいがしをり
3
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葛城
冬鳥は皆去り行くか岸邊にも見慣れし姿のいつか失せれば
8
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葛城
木下闇日中も消えず五月雨に白き卯の花殘らず落ちぬ
11
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綴迷停
傘の中君と二人で街行けば嫌いな雨も好きになるやも
6
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おわた
丑の刻 保線列車の ともす灯か 行く手は遥か 空際の先
9
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融
白き蛾の五月木末に相誘ひ七日の後に果つは羨しも
6
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歌狂老人卍
入道と云へど悟りはかのやうにすぐやむやうではつひぞ叶はん
3
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或韋
そのひとも戯れあひたる日々さへも踵返さぬものと知りせば
4
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灰色猫
切なさを許してくれる海原に君の名前を捨てに来ました
11
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河のほとり
照る月も夏の他なる大空にかよへる風やここら涼しき
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