Proverbeのお気に入りの歌一覧
ななかまど
雪が染む山へ登れば森しろく海へと漕げばしろ羽織る島
7
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トウジさん
震災であへなく去りし数多の縁合わす手に手に口惜しさ震ふ
4
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紫草
来る春を慎み深く待ち受けてほつりほつりとひらく白梅
15
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ひげじぃ
いくつもの夜を重ねし病室の臥せる枕に吾が鼓動聴く
12
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緒川みるな
ふり向けばまさかの坂のつづらをり一度限りの道を歩めば
10
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茂作
寒いよと蒲團の中に丸まつて 炭足す母を待つ冬の朝
13
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KEN
落ち穗乞ふ 雀らの声 畔に溜め 風絶え間なく 雪の田の上
9
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灰色猫
焼死者の数の多さに生きたいの逃げれぬ声が今も聞こえて
10
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うすべに
インフルのうるんだ瞳で見たテレビ 倒れた道路に熱も忘れる
9
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へし切
災害は年年歳歳ひどくなり まだまだ知られぬ自然の脅威
12
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うすべに
窓際でひっくりかえったぬいぐるみ テレビのニュースは怪獣映画
6
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滝川昌之
凍て空に氷の国への落とし穴ポッカリ開いたごとき望月
14
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ななかまど
雲低く雪まじる風吹きたればふさぎの虫がわが裡に鳴く
12
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卓
白雪に 心の色を問われれば 赤き物よと風に託する
3
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830
古希前にしてついた知恵ほお緩め心の中で悪態をつく
3
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きくゑ
海嘯の知らせ轟き痛む胸しずまり願う南洋の海
5
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ひげじぃ
つわぶきを剥きつまどろむ縁側の真黒き指の母の夢みゆ
11
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夏深
車窓より山間に見るは懐かしき想いの誰の故郷でありや
8
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里香
ただ兄が 前を行くから ただ後を ついて行ったの からっぽのまま
7
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灰色猫
楽園が凪の向こうにあるはずです祖先がここを目指したように
9
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