あぶくのお気に入りの歌一覧
舞
語り部は満州という異世界の地平の夕陽残し去りゆく
5
もっと見る
河のほとり
さ丹つらふ君を思へば身にそはぬこころや空のいづこなるらむ
9
もっと見る
西村 由佳里
六月はジューン水無月私には君を初めて抱っこした月
5
もっと見る
河のほとり
わづらひて臥せる床にぞ思ひやる風を友にてあそぶ野山を
11
もっと見る
ゆわい
呼ぶ声に顎を上げれば逆光で彼女の影が茹だる坂道
5
もっと見る
草木藍
窓全開陽がさす前の清し風部屋を吹き抜け今日が始まる
7
もっと見る
草木藍
水の輪の揺れて楽しや玄関のホテイアオイとメダカの夏よ
6
もっと見る
つばす
夏野菜初めて採れたイボキュウリ コロナ禍中の嬉しい実り
5
もっと見る
恣翁
硝子戸を開け放したるヴェランダに 薄明かく 夏の夕べ暮れずも
15
もっと見る
只野ハル
真夜中のひとりの部屋でひとりごと世界に自分ひとりのようだ
14
もっと見る
舞
交差点「ママもわたる?」と 送られてゆく子は問える手は繋ぎつつ
9
もっと見る
さいおん
垣尓咲久 今尓一乃 躑躅花 此叢雨尓 散香過南
10
もっと見る
ななかまど
夏蝉の声を浴びつつ木漏れ日の双体神は寄り添いて笑む
14
もっと見る
滝川昌之
螢田の手前の車で寝落ちした吾子を揺すって見せた瞬き
20
もっと見る
名鈴
梔子に 我もならばや 打ち湿る 辺りに流るる 風の懐かし
13
もっと見る
千映2
香の道 嗅ぐではなくて聞くという七十路を過ぎて知る恥ずかしさ
8
もっと見る
つばす
老いらくに斜面に実りしビワの実も とる術もなく朽ちていきをり
4
もっと見る
へし切
摘み取られ花もあはれにコロナ禍の夏を淋しむあぢさゐの寺
18
もっと見る
KEN
すがる枝 求めて迷ふ 藤の蔓 滿ちて尚乞ふ 心にも似て
12
もっと見る
葛城
頂きの蕾も既に咲くばかりタチアオイ今朝も雨に打たれつ
12
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[41]