さいおんのお気に入りの歌一覧
艸介
空梅雨に浮かれ出でたか初蝉は はたと鳴きやみ もはや二度とは
14
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名鈴
恋に通し番号付けて管理する? それって幸せ遠ざけてるよ
7
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蔓葵
つゆはかり晴れ間の見ゆる今日たにもいつも八重たつ雲ふかき道
13
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洩矢転石
その時に選ばれなかった色たちできみの世界をぼくが描きたい
7
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名鈴
光る汝に 照られ漸う この身にも 消えぬおもひの 灯りけるかな
6
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灰色猫
感性の方位磁針がぐるぐると回り続ける霧笛航路で
8
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灰色猫
生き方の攻略本が積みあがる書店でひとつ人生を買う
12
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舞
木洩れ日の揺れて葉擦れの音寂し木の間の先の一片の雲
11
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灰色猫
口つぐむ貝でもいつか玉となり恋する人を飾り守れば
8
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葛城
名も知らぬ珍竒な蟲に遭遇しすは新種とか眼瞠りぬ
5
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千映2
初物のさくらんぼ口に頬張れば子に帰る吾に写真の母笑う
12
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可不可
少し開けて臭いと又また蓋する 糠漬みたい コロナ対策
9
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KEN
亡き人と 獨り語らふ 人の庭 椿の果實 ひとつ彈ける
8
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ななかまど
ままならぬ生活思えばサージカルマスクとおして香る夏風
11
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河のほとり
わが宿は人こそ訪はねさみだれの雲のよそなる風ぞ音なふ
12
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河のほとり
ぬばたまの夜はの窓うつ雨のおとに声うち添へて風ぞふきしく
10
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名鈴
声の無き 歌垣かなや 幾百も 水辺に集ひ 飛び交ふ蛍
13
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綴迷停
息をつくその一時の長さにもこもる感情満ち溢れては
3
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音弥
走り出す今日一日のエールにす谷渡りせし鶯の声
10
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葛城
顏を見る機會も途切れ今更に文明の利噐に頼る嬉しさ
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