石川順一のお気に入りの歌一覧
海原 真生
父の歌 グサリと刺さる 里帰り 目から溢れる お酒を堪え
4
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さへき さうじん
莫迦をやる自覚があらば「馬鹿だね」と云わるることは襃め言葉なり
5
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千映
豆絞り母が作った手ぬぐいの腹当て可愛い長男の夏
13
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浅草大将
あかねさすビルの谷間の朝ぼらけゆかりも薄き武蔵野の色
8
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詠み人知らず
笑い足りないまま逝った人たちと向日葵畑で談笑する夏
7
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詠み人知らず
鬼の児は山高帽で角隠し山奥より夏の東京見物
5
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赤石仙人
燈り消し寢床につきて微睡めばいつの間にやら子猫添ひ寢る
6
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千映
友の肩外国人の乳房乗る祇園祭りの思い出ひとコマ
10
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中野美雄
槿咲く朝のこりゐる命 弟に 分けやりたしと言いたまふ母は
7
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へし切
こころみに水をかぶれば熱る肌汗が吹き出づ生きる身と知る
22
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kingface
朝ぼらけ虚ろ覚ゆるその夢は仏間に立ちぬ哀しかる父
4
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千葉 甫
夜の道の振り向く影に光る眼のあって私を見つめ続ける
5
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美津村
赤き鉄を吐きてとどろく炉の後湯玉よけつつ煉瓦積みあぐ
6
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美津村
家に神棚まつらぬ我もトラックに注連縄飾りて初荷を運ぶ
7
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美津村
茣蓙拡げトラックの荷台で将棋さし友と積付けの順番を待つ
5
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美津村
火事に遇ひし三日目はやくも出勤し口数少なく鋳型を込む君
9
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美津村
鉄を汲むロボットは常に決まりたる位置に角度に湯玉を飛ばす
9
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己利善慮鬼
雲寄せる七月の空を切り取って飾る貴女と綴じる言の葉
4
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工藤吉生
「ウケる」って一度言われたそのことが思い出になり胸あたためる
6
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西村 由佳里
コツカツと靴を鳴らして台車押す色白にする玄米乗せて
6
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