あふひ*・○・*のお気に入りの歌一覧
舞
我が家には手もでぬほどのキッチンのひと時の夢妻とモデルルーム
15
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工藤吉生
柄にもなく深刻なことを考えていたら畳がずいぶん近い
8
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林林
帰り際 記念撮影 義妹が母の遺影を これで全員
17
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もり
電話鳴る銀行へゆくバスに乗るまだ眠いのに這う新年の
6
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佐藤水村
水の面に朝の光満ち足りて川霧の立ちのぼりゆくかな
7
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水ノゼリイ
逢いたいと 今宵の月は 憂い満ち けれど会えずに 雨変わるかな
5
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夏恋
恍惚のひとになってもすみませんありがとうとかわいかった祖母
20
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雪柊
心無き 剣は術なり 道ならず説きたる師をも睨む若き日
16
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なつを
バスを待つ無口な列に音もなく降る雪積もる仕事始めに
20
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千映
お母上亡くした辛さ寂しさをこの吾でよけりゃ支えてあげたい
13
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千映
月一の検診に行く母の為似合いの派手な洋服を買う
21
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詠み人知らず
停車した高架列車の窓の前 作業着を干す 青年がいた
21
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只野ハル
超えられぬ距離と知りつつ求め合う離れ離れの知的生命
14
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只野ハル
火の迫る岸に残りて泥船に乗らずと知人の賀状にあれば
20
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へし切
人生の道は険しくつらくとも 乗り越えられぬ試練などなき
23
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へし切
風の音を守り歌にしてひとり寝の褥にふせば身は夢の中
25
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恣翁
白蓮の蕊に似たるか 山々の雪を被ぎて 初日出でけり
21
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灰色猫
ぷちぷちと 数の子を噛む 海原を 泳げなかった 命の味わい
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灰色猫
つつがなく 祝賀を終えて 日常へ 戻るさみしさ なぜか切なく
30
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ゆりこ
最愛の妻だけでなく母までも亡くしていると年明けて知り
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