五穀米のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
思い出が昔ばなしになりそうな わたしも以前ゆめを持ってた
18
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紫苑
まなうらに柳の揺るる死出の花かんむりに生あたたかき嘘
7
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紫苑
かへりこよ呪といふ枷を背負ふひとやさしき思想を叫ばむがため
6
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桜園
古代米の稲穂おりなす芸術よ花火と獅子岩描かれし田に
13
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恣翁
蓮華だに いづれ儚き根無し草 などて 色香の保たらましを
21
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桜園
稻藁の匂ひ漂ふ田んぼ道辺りの稲の徐々に刈り終ふ
19
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桜園
抜かれいしローズゼラニウム挿し木にし朝ごと水換ゆ根づき祈りて
11
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ふきのとう
刈り終えし田に群がりて雀らは夕刻の空一斉に飛び立つ
13
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紫苑
あをさぎの発ちし汀にいはばしる垂水へはつかまつ風の吹く
6
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浅草大将
雨音の戸を打つ繁しあられふる貸間暮らしのむかし偲はゆ
8
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詠み人知らず
涼しげな風鈴の音(ね)がある日から 侘しく聞こえそのときが秋
16
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恣翁
カタカタン 何か混じらむ 乾燥機 耳に付きつつ 深夜に響く
18
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只野ハル
物言わぬポートレイトを見つめつつ暮れゆく部屋の壁に溶け込む
4
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紫苑
たまゆらの藍のはかなし萎れゆくあさがほの蜜くちに含めば
18
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詠み人知らず
方舟は心にあると分かったが 乗船券が手に入らない
9
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舞
澪つくし想いは深くかきつばた旅終わるとき言の葉とせん
6
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恣翁
狂客の屋敷残るも 人は亡く 蓮空しく咲き誇るのみ
21
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紫苑
やはらかくとほきにありぬ名も知らぬままに三年を過ぐししひとの
7
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詠み人知らず
九十分速歩の後の水シャワー ぁあ人間は海だったのだ
12
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紫苑
目を閉ぢて寄せてはかへす雨音にたゆたふ君のねむり深かれ
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