幸子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
見つむれば 案ずるなかれと言ふやうに 大きなる手が冷えし頬撫づ
15
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詠み人知らず
若蜘蛛のその名も粋に時次郎軒下三寸ごめんなすって
21
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灰色猫
純金の斧ではなくて純銀の斧でもなくて森をください
25
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滝川昌之
秋桜の朱を拾って運びゆき蜻蛉は落とすあの山間に
23
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ななかまど
杉箸の音も嬉しき走り蕎麦月光を挽き夕風を盛る
8
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可不可
二ヶ月か そこら放牧されて 結局もとの箱詰めクラス
8
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舞
新枕交わせる乙女なれの果ていびき健やに吾れを押しのけ
12
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工藤吉生
「サイコロをもう一度振り出た数を戻れ」もどれば「一回休み」
3
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恣翁
正月の凧のごとくに 両袖を拡げて 竿に泳ぐTシャツ
19
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秋日好
MJR無意識に選るアルファベは愛しい君のイニシャルだったり
12
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秋日好
ビグノニア 親戚一同憶えようアメリカキササゲ ノウゼンカズラ
12
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秋日好
澄まし汁しか許されない検査前かつおと昆布を引っ張り出した
16
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詠み人知らず
指紋さへ荒らす 強力洗剤のキュッキュッとふ音 気持ちよく聞く
13
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詠み人知らず
新しき俎の淵ひと周り 不要のマニキュア塗りカビ予防
5
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詠み人知らず
詰めつれど 道中長きに片寄れば 蓋開くる時 恥じにし弁当
15
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詠み人知らず
君逝かば 喉仏の骨掠めては 首飾りにして肌身離さず
13
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詠み人知らず
万難を排して臨む性転換 もとの心のままに生くべく
14
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ひよこ豆
独居にも慣れてきたのか動かずにすべてが揃う居間の定位置
25
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吉野 鮎
ゆらゆらと街けぶらせて秋時雨夏の名殘りをひとつ失くせり
20
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ひよこ豆
つやつやと光る雫を纏う樹を窓より見上ぐ今日のはじまり
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