五穀米のお気に入りの歌一覧
環
夏空をエクスクロスに切り裂いて太陽に近づくツバクラメ
6
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詠み人知らず
びゅんびゅんと後方に飛ぶ家々に 小さな幸がきつとあるはず
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ふきのとう
カルピスに氷を入れてカラカラと子らと過ごせし時間なつかしむ
15
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舞
鈴虫の音に振り仰ぐ月鏡君を想えど影はつれなく
3
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紫苑
我ならぬこゑ耳をうつまなうらにかなしき野火のひろがれるとき
11
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恣翁
掻き寄せし水の織り成す縞目こそ 細かな波の起伏なりけれ
16
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浅草大将
磨かずばなど玉ひかる石原や浜のまさごも砂利のままにて
10
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恣翁
穢れなき白襟に似て 乙女らの肢 露はなり 眩しきまでに
12
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詠み人知らず
内に棲む獣の俺の塊の 背を撫でながら焼酎を割る
14
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舞
一日の憂さを肴に苦酒を呑む独り夜の月もなき空
7
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浅草大将
色に乱れ澄めるこころも空ごとと萩の花野を月まよふらむ
12
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恣翁
主の家は 苔生す軒ゆ北斗見え 風吹く寝屋に せせらぎ響く
17
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紫苑
いはれなく怒りおぼゆる若き日にねらふ的こそ人にあらざれ
6
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詠み人知らず
Tシャツが肌に貼りつく不快さを うまく表現できない暑い!
10
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みやこうまし
悲しみに面と向かえぬ気の弱さ震災話題のチャンネル飛ばす
11
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紫苑
源氏より名を取りしてふ秋の菓子食めば梢のはつかざわめく
5
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紫苑
もみぢ葉の澱みにまはる傷つきしレコードはひとつ節をくりかへす
10
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桜園
抜かれいしアメジストセージまた植えて祈りて水やり芽出づる喜び
12
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桜園
ゆらゆらと蝶舞い降りる白萩の揺るるともなく小花こぼれぬ
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恣翁
先行きし犬は待ちたり ゆっくりと下駄を引きずる猫背の翁を
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