五穀米のお気に入りの歌一覧
紫草
長月に遅れ来たこと知らぬふり白い紫陽花ひとり咲きおり
12
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恣翁
風船の凋みゆくがに 衰ふる我が国勢に 危機感の増す
19
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詠み人知らず
空港の到着ロビーの潮の香が 思い出させる母のおにぎり
13
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falcon
海原に網うつ腕のたくましく心に誓ふ銃はとらさじ
8
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光源氏
旅人の面影消ゆる竜田山風の音さへ夜にゆかむを
6
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光源氏
つくづくと雨のふりしく嵯峨の庵こゑもしづむる入相の鐘
11
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桜園
彼岸入り花梨の木ふと眺むれば諦めていし実の二つあり
15
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falcon
とほせみの消へ入る草むら露しげく一年過ぐもひとは還らず
11
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恣翁
枯れ草のごとく臥したる母の手を 包めば 口はへの字となりぬ
28
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住川幸
怪獣の骨格標本立ち並ぶ私の海はこの先ですか
6
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桜園
やうやくに暑さ衰へ野牡丹の濃紫に心よりゆく
13
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紫苑
眠さうにかうべ傾げる百合花の甘たるき媚びを振りこぼしをり
11
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紫苑
傷つけしひとを思うて涙するきみの弱きをかなしびうとむ
10
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桜園
台風の強き風雨に裏山の櫟の林さわだちはじむ
16
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恣翁
百日紅 華やぐ春しそやす徒を 笑ふがに咲く 風に吹かれて
16
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詠み人知らず
水溜まり 映る高架を二回踏み 引き返したい月曜の朝
18
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詠み人知らず
ご趣味は?と聞かれて困る生きるだけ 掃除・洗濯・料理にビール
10
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聴雨
ふところに白露いだき隠れ咲く花をあまねくつつむ秋の陽
16
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聴雨
まだ眠る淡き花野にひとりきてこぼるる玻璃の一言を待つ
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花好きの歌詠み
かくあらむかくあらばやと思ひしがかくあらぬこそ我のおろかさ
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