夢士のお気に入りの歌一覧
風花
垂らされた馴染まぬ滴流れおりオイル時計の月曜の朝
15
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詠み人知らず
いにしえの恋の歌にはいのちがけ永訣のよな男女が見えゆ
11
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成瀬山水
昼前の二号車両に乗り込んで人もまばらな各駅停車
8
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浅草大将
いたづらに国が為とておごらずが民につくしの防人と立て
8
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恣翁
江渡る人の心を 乱したる柳絮に 別れの笛の音聞こゆ
21
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浅草大将
遠つひとまつりの庭にこひ願ふ民のいのりを何へだつべき
10
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潮月繁樹
雨上がり 羽を広げて 大空を 飛んでるように 自転車を漕ぐ
28
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浅草大将
忘るればそれも昔のあらそひとカリブの海をわたる友ふね
11
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西村 由佳里
おにぎりを白く照らして朝が来た楽しい旅になるよと言って
10
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都詩
四十日の薬が終わりしお祝いと一口だけのワインに染まる
22
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己利善慮鬼
氷雨降り靴に抱きつく桜花儚きままに持ち帰ろうか
15
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芳立
十年で見知らぬ街かローソンとツタヤのかげにキューポラのある
13
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守乃みさと.
もう一度会えて良かったあなたから貰う拍手は春の優しさ
21
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只野ハル
青春は気恥ずかしく懐かしく感じる言葉になりて久しく
18
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片井俊二
駅からの道でときどきすれ違う女子高生の消えゆく四月
8
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半格斎
花はなく兆しも見えぬ荒田沿ひ風を咥えて早や鯉のぼりかな
15
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成瀬山水
郊外で探さなくても見つかった映しきれない星にほほえむ
10
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成瀬山水
飛行機雲虹と重なり色移り空にずうっと残り続ける
5
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秋日好
槿の木 鉢から出して露地植えに我ら去ってもここで生きていけ
15
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秋日好
池に魚 巣箱に小鳥 我が庭は隣家の猫も樹下にて眠る
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