桃山のお気に入りの歌一覧
はるのかおり
水溜まり雫をひとつ垂らしたら唱える呪文鏡よ鏡
3
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はるのかおり
水溜まり映った雲をジャンプして解けない魔法かけてゆく空
3
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はるのかおり
シャツの裾摘まんで上目遣いして脱がせたかったきみの建て前
2
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ななかまど
密避けて幸先詣の神前は間隔ありて鈴の緒の無く
7
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詠み人知らず
遠くから 寺の鐘の音 響いたら 起きているかな 大晦日越え
4
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うすべに
雲切れて絶え絶え光る寒昴 奈良のみやこの初雪の後
7
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滝川昌之
暗き世のピリオドとなれ望月よ願い凍てつく大晦日朝
20
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名鈴
君の居ぬ淋しさに耐へむ大雪の道に降り敷き踏み惑ふべし
9
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音弥
人混みにカートひしめき入り乱れ心さすがに尻込みぞする
10
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橘
頑張った自分を賞賛するためにハーフコートの一枚を贖う
5
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音弥
人の世は盛者必滅会者定離 宇宙規模でも結果同等
8
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橘
過密避けそれに慣れしかいつの間に人多くあれば尻込みをする
10
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葛城
叶はばと先づ祈りをり祈れども神應へずばただに問ふべし
8
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名鈴
たまくしげこの世に二つ無き椿 諸手で覆ひ雪に濡らさじ
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名鈴
恨み果て 息の絶えなば その憂さの 凝りて死霊に 変じ荒だつ
7
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うすべに
南無大師 唱える祖母の肩かしぐ 合わす手の甲張り付いた葱
7
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わかばみち
健康でいてほしいから夜な夜なに夫を誘いこなすスクワット
5
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舞
レクエイム夢とき交わす言の葉の忘れ去るべき彩りのとき
8
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音弥
幾たびか極寒と極暑くり返すその通過点に人間はいる
11
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音弥
陽光にメゲず残りし雪の枝「不思議」と聞けば「花」と教うる
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