さいおんのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
定年を報告すれば亡き妻は「良く遂げました」と今宵、望月
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きくゑ
薄端へ立つる草花迷ひつつ愛でる道具はまだ競りのなか
4
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緒川みるな
うつそみに四苦も八苦もあらざらむ死して涅槃に寂静すれば
7
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KEN
百舌鳥幾羽 今朝の寒さを 騷ぎをり 光る竹叢 搔き散らかして
13
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恣翁
北国の短き日をし 霧包み 厨に灯り さてや点さむ
17
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トウジさん
居酒屋の二号徳利手にとれば三本目から幸の染み入る
6
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舞
忍び泣くおんなの声の降るような沁みいる雨の白き朝かな
8
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へし切
吹く風はわずかに寒し小春日の 朽ち葉に埋もる冬のさくら樹
15
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ななかまど
寒き朝夢を反芻して居れば袋すずめの姦しく鳴く
10
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夕桐
燈會が石畳に揺らめいて 異国の夜はあかねに染まる
8
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名鈴
今はとて 見えぬ彼方へ 立つ君に 身を尽くしても 斎ひ渡らむ
14
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名鈴
天雲の 奥処も知らず 君行きし 西の方なむ 眺め居りける
16
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名鈴
何処かで 常しへなるべし 蝶の舞 思ひ慰むる 君の居ぬ園
15
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舞
太占の骨鳴る音か火の酒の氷りを揺らし出でる面影
5
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葛城
道端の昨日刈りたる雑草に重たきほどの露追い打ちぬ
10
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灰色猫
笹舟を君と流した遠い日の川は今でもせせらぎですか
12
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名鈴
魂きはる 君を命と 思ふ我を 身身とならせよ 来たる春にも
12
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音弥
嫁が好く芋クリ南瓜は食い飽きてマツタケだけは飽くにも無縁
12
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詠み人知らず
役割を終えて安堵か後悔か余生と言うには傷んだ身体
5
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名鈴
形見にと 交はす衣と 玉の櫛 いづれの時に またも逢ひ見む
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