滝川昌之のお気に入りの歌一覧
舞
恥じらいておもてうつむく乙女子の真白の風情鈴蘭の花
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名鈴
幼けなき 声で健気に 唱え居り 「うがいてあらいおうちにいよう」と
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び わ
一歩出る何が起こるか未知の世にひたすら歩くただ誠実に
5
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あかつき
半分に折ったアイスをひとりじめ珈琲味のほろ苦きこと
5
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KEN
降る雨に 謳うものとは 不如歸 燈りを落とす 部屋湿らせて
8
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横井 信
リモートの長い会議も四つ切りのスイカを食べて夏を迎える
8
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里香
しとしとと 雨降り日おちる 夕餉時 味噌のかおりに 手と声あわせる
7
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うすべに
雲間漏る月影映す水張田の 揺らめきそよぐ蛙の合唱
6
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こうは
氣や水の流れや野花の香りや「彩」の言葉じゃたどり着かない
6
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夢士
ヒナゲシの風に揺られて五月空コロナ禍のなか街に人なく
9
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こうは
天原に向かつて鳴くかこの鳥は神にもきつと屆ゐているはず
7
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ケンイチ
みそひとの限りなきかな彼の春の詠み人知らずの恋につらなり
12
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ななかまど
家住期を推敲せんと思えども言葉の足りぬ林住期かな
8
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恣翁
植え込みの陰なる風に 睡たげに揺れて 合歓こそ 紅を刷くめれ
17
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菜々子
愛してるあなたは僕のシンデレラ ガラスの靴は履いてなくても
8
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水紫
五月雨時傘に貼りつく花びらたち春残しつつ水無月言問ふ
2
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桜田 武
兎に角コロナに負けてはならぬ思い込めてマスクに頼る顔と顔
4
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桜田 武
雪原に兎の跡追いし幼き日今まぼろしの故郷の山河
7
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桜田 武
毬の如弾む妻と娘の長電話羨む耳がぴんと張り詰める
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もなこもち
なにもなにも無い春ですが陽は昇り花々は咲き子どもは遊ぶ
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