ななかまどのお気に入りの歌一覧
ガビー
老いという重い着ぐるみ脱ぎ捨てて 綿毛のように地上を去りたい
8
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へし切
かにかくに恋しかりしかふるさとの おもひでの山 おもひでの河
10
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恣翁
空気しは 結晶しぬがに澄み透り 鼻腔の粘膜ひりつきにけり
8
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朝野沙耶
幸せをあたりまえにはしないこと あたりまえこそ慈しむこと
20
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滝川昌之
毒殺は美女の手口に限るから妻の料理はいつも安心
14
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艸介
在りし日の心に咲いた椿花 桜みたいに散ればいいのに
7
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灰色猫
ほの白い雪夜にまぎれ雪を踏む子供の頃のように裸足で
7
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灰色猫
君の髪へ積もりし雪にふれられず雪に香りはあるのかと問ふ
14
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灰色猫
眠れない夜の窓より入り込む雪の灯りは君の幽霊
6
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灰色猫
雪を食べたいって言われた時の賢治って溶けてなくなりたかったろうな
8
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うすべに
目覚ましのかわりとばかり吹きすさぶ 朝の寝床で聞くもがりぶえ
11
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横井 信
街灯のうすいあかりに雪の舞う家路を急ぐ十三月夜
12
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茂作
玉の緒のみじかき友をまた語る 親しきもののここに集ひて
14
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舞
夜の衣解き交わすべきひともなく夢にこそ来よ返してぞ寝る
6
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音蔵 雅秀
第十波 日頃に戻り出歩けば 増えて当然 コロナ感染
2
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鳴海青
朦朧と揺らぐ景色のボッチ旅 牡鹿の声は誰に届くか
2
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痴光山
寒中に縮みて咲けるマンサクは ストレートヘアの夢見をるらん
2
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滝川昌之
天翔ける龍には成れぬ老いの身の辰はタツでも巣篭る炬燵(コタツ)
22
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継海
閉ざされた台形の空見続けたいつの間にやら砂時計寝る
4
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うすべに
枯れ枝になみだをためる冬の雨 小鳥も来ないしずけさの午後
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