滝川昌之のお気に入りの歌一覧
麻矢
口中にまだ蟲のゐる氣配せし月下美人の下に在るとき
2
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麻矢
炎天をなお暑くして百日紅勾玉のやうな吐息を吐けり
5
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高松 蓮
待ちわびた 針子の群れる 水槽に 水草入れて 眺める窓辺
5
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うすべに
変わらずに蛍飛びかう貴船川 川床さみしく座布団の山
7
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ななかまど
新しき生活様式えぐり出てコロナとともに生かされてゆく
7
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トウジさん
駒跳ねる 富士の高嶺を 捉えしか 井には住まぬと 逆王手
3
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ケンイチ
スマホ手にあつらへ向きのあぢさゐを探せば誰かの背景となり
8
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舞
日だまりに子ら遊ぶ声老い人はベンチにひとり瞳をとじる
6
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名鈴
僻目なし 翡翠こそは 夏の日に 煌めきて飛ぶ 青き宝玉
10
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び わ
久しぶり半数以下のメンバーが笑顔を合わせ手話を楽しむ
3
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美宵
笙の音を 聞きし思ふは 夕暮れの 吹き合ふ彼の 横顏かな
6
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横井 信
梅雨を待つ稲田に遊ぶしらさぎの空を見つめるとおい眼差し
9
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うすべに
控えめに賑わいもどる祇園町 まだ警戒と赤い月昇る
7
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トウジさん
ゆらひらと 車をよけて 番蝶 ここは危ない どうぞご無事で
3
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トウジさん
數百の 色もありなん 花衣 白妙の布 染めてくれぬか
3
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ななかまど
涼風が朴の若葉をくすぐれば淡く濃くなる母の焼き味噌
12
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美宵
夏風に 香の薫りが 漂ひて恋しき寺院を 思ひ出したり
8
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詠み人知らず
二人なら 生きていけると 信じていた 一緒に住もう はいと答えた素直さ
3
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詠み人知らず
必死に生き もうお迎えが きているよ 最後くらいは グレーゾンの灰色
2
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名鈴
片喰は 絶えぬ根を持ち 種飛ばし 家の紋にも 成り上がりたる
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