滝川昌之のお気に入りの歌一覧
夢士
彼方此方に人影増える夏がくるアラート消えて自己の責任
10
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山嵐
黒髮の、艷と脣赤らんで、彼の人思ふあなたは綺麗
6
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横井 信
目をつむり耳をすませば曇天の窓の隙間に鳥の鳴き声
11
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うすべに
伏し待ちの月はまだかと梅雨の夜半 雨間見ては鳴くほととぎす
8
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詠み人知らず
顔は汚れ 精神病を患い 戦えない 知らぬが仏 豪雨が私を慰めた
4
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トウジさん
朽木にも 生気あたえし 苔の花 斑陽の中の 一夜の夢
6
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ケンイチ
僕たちは「私たち」ではなくなってコーヒーにさえミルクを入れる
9
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ななかまど
さわやかに入梅つげる予報士の指す前線は傷口のよう
10
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寝惚亭奥地新吾
我が宿の裏庭に咲く紫陽花のグラデーションを雨洗う朝
3
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只野ハル
眠れぬ夜古い文庫のページ繰る活版の手触り感じつつ
9
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あかつき
珍しきジャズが流れる保留音きみを待ちつつ弾む指先
9
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あかつき
かけひきは未履修なので、好きなので、いちたすいちでふたりになろう
3
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舞
眠たげなマスクのなかの欠伸さえ清々しくて夏の乙女子
10
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名鈴
鐘の音の よく聞こゆると 雨兆す 昔の人は 耳の疾きかな
12
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水紫
顔の裏君思うこと傷つけじ自分のためと言い訳し離る
2
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び わ
梅雨入りの一歩手前で竹の子を取りに家内と車走らせ
4
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水海はるこ
その嘘を通そうとしてる君は馬鹿 頷いている私は愚か
9
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横井 信
梅雨入りのカエルの声の混ざり込むリモート越しに人事の噂
11
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白瀬
丑三つの横断歩道を駆ける貂点滅する青見えていたのか
4
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青緒
玄関にまた一つ増えたビニール傘 あなたに言えない想いに似ていた
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