KENのお気に入りの歌一覧
御宿川蝉
夜明け前 下弦の月影霜に落つ 大寒の空 星も瞬く
10
もっと見る
時計台
人生を双六に見立て数へれば 転居九回 アガリは墓所か
6
もっと見る
紫草
窓の辺のポニーテールの若人の美しき頭蓋骨を惚れぼれと見る
14
もっと見る
ななかまど
雪割りて凍える土より顔だして春はまだかと子の蕗の薹
11
もっと見る
ひげじぃ
仏前に蝋燭点す手震わせつ亡き夫の前に端座せる君
10
もっと見る
横井 信
北風の朝のホームで振り返る昨日の夜の悔しい会議
13
もっと見る
舞
蟹買いてたまの贅沢黙々と妻も我をも蟹は黙らす
6
もっと見る
へし切
孫の目は 宝石のごと輝いて 今の興味は後の才なる
11
もっと見る
滝川昌之
スルメイカごとく干されしストーブに合戦後の子らの手袋
16
もっと見る
ながさき
瘦せた蠅 麒尾に掴り 万里征く 松頭懸かる 蔦は高みへ
9
もっと見る
灰色猫
夏は来る素朴に咲きし紫草の万の花は春に吹かれて
8
もっと見る
灰色猫
帰れない場所へと帰る我が妹と涙もろとも正義を振るう
8
もっと見る
うすべに
階段を杖にすがってのぼる人 差し伸べる手がためらわれる日
9
もっと見る
茂作
古里の春まだ遠き畑の雪 掻くれば覗く清白の緑
13
もっと見る
Proverbe
丁か半 闇雲勝負に 一か八 間よければ 起死回生
10
もっと見る
ながさき
年老ゐて いまさら氣附く こともある 今ゐる場所が 終の棲家と
12
もっと見る
ななかまど
灰色の空を斬りとり舞い降りぬわれの十指の節くれに雪
10
もっと見る
紫草
きみと吾の正義はどうやら違うらし駆けだすきみの背中見送る
11
もっと見る
灰色猫
咳しても一人の人は愛情を欲しがるようにアイス求める
11
もっと見る
へし切
専門家 又候おかしな事を言ふ 人が動けば人は集まる
10
もっと見る
[1]
<<
109
|
110
|
111
|
112
|
113
|
114
|
115
|
116
|
117
|
118
|
119
>>
[598]