コタローのお気に入りの歌一覧
灰色猫
傘もなくひとり仰いだ雨空は君を想えば満天でした
17
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恣翁
漆黒の運河の水に 死せるごと 更け待ちの月 暗澹たるらむ
10
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可不可
人も蝉も幻だったか 暮れ急ぐ町にいつもの潮騒もどる
8
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可不可
まだまだ真夏日のカレンダーに風穴あけて翔べアキアカネ
6
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可不可
夏だけは羨ましくない黒い髪 アポロンに狙ひ撃たれて
6
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可不可
末からみ合ふ想ひ一つ乗せ 二人の影はレイルロード
3
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横井 信
秋風を捕まえようと青空に開いた手からこぼれるひかり
14
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KEN
飛矢の如 初雁の群れ 一文字 迷ふ夜の後 朝の陽に消ゆ
11
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へし切
長月の露に濡れつつ君を待つ我を笑ふか有明けの月
13
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へし切
誰そ彼と我をな問ひそ年ふれど避らぬ別れに君待つ我を
15
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へし切
天をさし伸びゆく枝先 むくげ咲く 真白き花の清しくもあり
13
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舞
街中のビルの隙間にうつむいた乙女のように名も知らぬ花
4
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舞
昔見た叶わぬ夢を肴とし独り酒酌む背な丸めつつ
6
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舞
懐かしく夢の途中にいる夢を覚めて鏡に知らぬ老いひと
7
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吉野 鮎
さよならの優しき合圖あの星はあなたのよふに煇りてひとつ
15
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うすべに
人知れず散り落ちた紅 木の蔭の蝉のむくろにそっと寄り添う
13
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詠み人知らず
一葉舞ふ秋の訪れ告げるかに おごれる夏の衰へを知る
17
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KEN
長雨に ぬれて偲ばむ 秋の月 實を裂く眞弓 闇に黒翳
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恣翁
宅配の来たりて 日乾しの雨傘の陰ゆ 雀の飛び立ちてけり
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源 漫
一人去にて夜雨止む間のにはたづみ静かに踏めば影砕きけり
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