夢士のお気に入りの歌一覧
恣翁
生命のひと夏限りの狂躁を 大地の亀裂に沁み込ませけり
17
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舞
踏む花を悼むがごとく少年のときを惜しめよ夢の間の季節
21
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潮月繁樹
燃ゆる夏 君が好みしブルガリの残り香抱き汽車に飛び乗る
33
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千映
燃えたぎる 心をうたのわ ぶつけたら拍手の数の増えて嬉しや
12
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千映
うたのわに 縛られぬ自由 見つけたりこころ伸びやか 歌の詠える
14
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由縁
頭たれ花咲くときを待つ百合よ 福島へいたる線路のはたにも
10
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由縁
お白粉をひと刷けかさね宵宮へ 逢える予感をお囃子が笑ふ
15
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風花
蝉の声夏の日射しを吸い込んでアガパンサスの青く揺れおり
22
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美津村
この一年ふえし空家にx印付しつつ配達地図を補修す
16
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まぽりん
甘葛をひと匙かけば削り氷のあはに溶けゆく長瀞の夏
27
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コーヤ
鳳仙花熟した果実はじけ飛ぶ夢の彼方に愛を求めて
15
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コーヤ
花たちの小さな想いつぶやきを言葉紡ぎて和むひと時
20
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千映
久し振り 暑中見舞を 書いている添えて短歌の二首三首
15
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富鴨
横顔が蒼き光を吸い込んで闇に煙った夏の残光
12
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紫苑
やまかはのあるままにあれ夜の果てかうすき句点をうつはうきぼし
10
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風花
パティシエと安堵の笑みで店じまい雨の香残る街のケーキ屋
20
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へし切
矢車のむらさき淡き花にこそしのびし人はまた夢の中
21
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矢車菊
三十一文字のリズムにのって歩き出す駆け出してみる羽ばたいていく
16
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千映
人の世の 幸と不幸は紙一重交通事故にのしかかる不幸
11
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只野ハル
飛行機は空力頼り飛ぶ機械空しき力と読めば哀しも
12
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