御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
柊+
秋の陽を浴びて静かに老いてゆく 金木犀の香りのむこう
17
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終夜
ぬばたまの夜空流るるもろ星や弓張月の射る矢なるらむ
13
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ひげじぃ
恋文を裂きて燃やせる秋の夜の 火の粉の闇に風鈴ゆれり
11
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葛城
霧がくれ見えぬ山田のひこばえも晩秋の陽に今萠えわたる
12
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終夜
戀すともかかる我をば誰か見む夜な夜な月の通ふばかりぞ
6
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舞
校庭の色移りゆく桜木を去年見し子らは時を駆けぬけ
6
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横井 信
積み上げた仕事をひとつ振り返る秋の夜空に星の煌めき
14
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へし切
秋の夜を寡黙にするか 深き香の さそふ夢路に木犀の花
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ひげじぃ
濡れ縁に猫まるまりて庭枯れし荒屋の軒の粉ふく干し柿
13
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葛城
細路に左右しなだれ露をおび歎くかに見ゆ萩ぞ美し
10
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へし切
夕暮れは むなしき空にものぞ思ふ 雲居はるかに君を恋ひつつ
15
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ななかまど
塗り箸を今宵もニ膳そろえつつこの単純を幸と思えり
11
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名鈴
行く秋も 移ろふ菊も え止めず 今宵惜しまむ その香その色
11
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恣翁
曲げし肘に頭を載せて居眠れる君に 部屋着をそっと羽織らす
10
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葛城
草深き秋の里山なにとてぞ鳴きし鶉の聲ぞ身にしむ
9
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横井 信
一冊の本と出会った図書館は金木犀の香る街角
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萱斎院
野分立ちいたぶりたりしをみなへし しづまる宵に虫ぞなきける
12
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へし切
ひそやかに 置かれた場所で野の花は優しく咲けり 人も斯くあれ
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桃山
香色に燃えて広がる葉鶏頭塩瀬の帯の秋の華やぎ
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KEN
遠きもの 西へ暮れる陽 其を歌ふ わらべらの声 影長き道
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