桃山のお気に入りの歌一覧
横井 信
終わらないしごとの山を前にして心をほぐすココアの香り
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名鈴
老いらくの 眼に浮かぶ 幻は はや失ひし 女の俤
11
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KEN
降るほどの 天の蒼さも 夢と見む ふふむ唐梅 匂ひ祕めつつ
11
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夏深
泳ぐ眼で優しきままでいられぬと饒舌に隠す冷たき刃
8
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舞
ひと時は旅人ならん山頭火同行二人うたいち行に
9
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葛城
人も無き亭の柱に螢茅 枯れ纏はるを今日は刈り除く
12
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緒川みるな
サクサクと野原徒歩行く音すなり寒の最中の春の足音
4
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わかばみち
コロナ前確かにあった皆勤という美徳さくさくと消ゆる
8
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さいおん
如是許 雖零明而 久方乃 天照姿波 不所見物鴨
9
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橘
鬱陶しい雨にも人にもウンザリよとバックミラーを睨みつけてる
8
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橘
祝祭日きっちり休みの仕事場が良かったかなと思う日曜
7
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さいおん
幾十度 伸可縮可 輪乃心 遂尓波絶 吾念可聞
9
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音弥
新たなる教育システム導入でマニュアル作りに苦心惨憺
11
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名鈴
夜もすがら 遊び戯れし この猫は 疲れ果てたり なよなよと伸ぶ
11
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洩矢転石
大雪を口実にして電話するつもりが積もらず積もる感情
3
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横井 信
ゆっくりとくつろぐ僕を追いたてるヘッドライトの眩しいひかり
8
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名鈴
いとせめて髪で肌を包みたし 明かりて露になるは慎むを
7
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名鈴
雨上がり 君が帰るさ 照らすとも 残る我のみ 涙に曇る
6
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舞
巡礼は一休みなりめぐるべき花を待つ間の白に埋もれて
8
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音弥
「さて立つか」独りごちては仕事中椅子を立ち座しその繰り返し
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