青き銀椀のお気に入りの歌一覧
へし切
神さびぬ 春 緩みゆく 蝶番 扉ひらけば はつなつの風
29
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行宮偏(仮之名)
真の闇 かたちなき場に いのちあり 呼吸神韻縹渺として
10
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灰色猫
春を終え桜も終えて君だけがわかってくれた夢を終えよう
25
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舞
射干玉の夜の底に棲み時として疼き偲ばす遠き日の恋
12
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行宮偏(仮之名)
障壁の生成破壊くりかえし元気に遊ぶ子供たちかな
10
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ななかまど
いとけない青い早苗の双葉にも黄金の実り忠実やかに見ゆ
8
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滝川昌之
ドップラー効果のように連休は近づくときの高まりがいい
26
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磯山武士
雨ならば畑に出れぬとふるさとの父母を思ほゆ穀雨となれり
12
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行宮偏(仮之名)
火宅てふ奈落のうへの仮構へ くづるるいへの いかで残らむ
6
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デラモルテ
春雨の靜かに降りて雨上がり春の限りの風吹き止まづ
15
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行宮偏(仮之名)
山麓はなお隠然と気を湛え陶酔を呼ぶ緑香満てり
12
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横井 信
庭石にひとつふたつと雨粒の染みを数えるみどりの楓
23
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ななかまど
赦されて天まで昇る鳥ならむ追うてみたき雲雀の後を
8
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滝川昌之
山肌の緑の色見本それぞれの木の異なる若草色
20
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うすべに
ささやきに振り向く髪のはなびらに やさしく触れるいじわるな指
9
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千映
愛したり愛されたりの人生で棺の中も華やかになる
11
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詠み人知らず
行く春や池面のきらの眩しくて過ぎ去らうとする春まだたけなは
9
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藤久崇
和光に 若立つ瑞葉は みどりこの み手の如くに 世へと伸びゆく
14
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KEN
弓月に 霞櫻の 白の影 まぶたに溜まる 泪のやうに
17
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夕夏
さみどりのもみじやけやきふじのはのはるさめけぶるあさのしずけさ
12
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