うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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千映
母の背に掴まる吾の手の感覚が夢と一緒に甦る朝
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恣翁
雲間より覗く 蒼みを増す月は 乾きし骨の欠片に似けり
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茶色
新春の空に映えたる蝋梅の慈愛の香り寒さ和ます
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うすべに
かがみ割る年神さまを送る朝 あずき煮る火の香りながれる
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Aquarius
刹那しか持たない恋と憂いつつ港の引き込み線を渡る
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灰色猫
言の葉を教えてくれたあなたとの言葉を紡ぐ春の食卓
9
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奏音
何気なく刺された釘が抜けなくて、私は人を信じられない。
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異常者
大丈夫殺してないし死ねてない私は生きてる何にも出来ず
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痴光山
またぞろやアナとゲストが商品を 食みつつ美味しと恥なきラジオ
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灰色猫
まだ子供でも良いではないかと降る雪に心躍らせアヒル量産
10
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灰色猫
メダカらよ生きているかとさくさくと薄氷を割る冬のあかつき
12
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灰色猫
春を待つ裸木ばかりのこの庭で私も父の樹に生まれたし
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灰色猫
吹き荒れる雪にかすかに含まれる梅の香りに咲む調香師
7
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積 緋露雪
葉を落としさらりさらりと音立てて川中の柳今年も生るなりや
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積 緋露雪
吾求め暗中彷徨ひ至るのは更に濃い闇にひひと嗤ふ
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Aquarius
柔術も上達につれ順々に怪我する部位も違ってきてる
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ななかまど
沈むような眠りきたらずこれの世の冬のざわめき雪に吸われる
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澪子
母逝きて更地となりし生家には椿のこりて花咲かせおり
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わかばみち
贈られた深き緑の抹茶ラテはひっそりと気を鎮める森
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へし切
昏れ残る障子明かりは仄々と馬酔木の花に春来たるらし
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