うたの一覧
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里香
偽りなく 誠の人ぞ とこしえに のぞみは叶い 千代に栄ゆる
13
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へし切
志すものは はや無く票数ふ 策はいつもの金配りかな
11
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灰色猫
春だねとLINEのトーク画面にもデジタルなりに舞いゆく桜
17
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里香
磨かずば 美し玉も 朽ちぬべし 日々磨きつ 浮き世渡らん
14
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灰色猫
あくびする成層圏も吸い込んで国境のない赤ちゃんのあくび
13
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なりあきら
うちはへて 花は散りゆく 揺れながら 光眩しき 卯月の朝に
15
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鞘森天十里
沈んでも墜ちても君は一等星私の中で永遠に輝く
6
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虹岡思惟造
急降下急旋回する瞬間を一刀両断切って見せん
8
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舞
北国のモダンな街をのたりのたりそぞろにめぐるチンチン電車
7
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虹岡思惟造
いい感じの醸造蔵のカフェありて醤油糀のケーキ頂く
0
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び わ
不思議なり改札口でこれどうぞ見知らぬ人が切符差出し
6
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ひな ろくろう
竹藪の竹ゆつくりと搖れをりて體が波に浮かべる氣分
5
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茂作
となり畑玉葱青々と繁りけり 冴えぬ腰折れ吾れが育てし
16
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たゆ
君の服借りて着たまま夜を過ごし夢の中まで香る面影
6
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こるちぞう
この僕が散つた後から咲けばいい花と花する地下の取引
8
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こるちぞう
これでもか畑の隅に居坐つて初夏の陽氣に頑溶けず
10
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里香
訳もなく 焦がれし夢なら いかならん 由あるゆえに 道行く我が身
10
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横井 信
桜散る池のほとりでタンポポの綿毛を蹴って夏のはじまり
17
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杜鵑草
石鎚の峰より落つる雪水の伏して果つれや君思ひつつ
16
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積 緋露雪
色色と作品遺し今日死する坂本龍一死して何思ふ
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